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労働人口減少時代の企業が取り組むべき仕組み

  • 著者 : INNOVATION WORLD 編集部
  • 24.08.06
労働人口減少時代の企業が取り組むべき仕組み

深刻な労働人口の減少

https://www.mhlw.go.jp/content/12600000/001094656.jpg

日本の人口は近年減少局面を迎えており、2070年には総人口が9,000万人を割り込み、高齢化率は39%に達すると推計されています。現段階においても、2025年の64歳以下の労働人口は、1955年(昭和30年)と同等の水準まで減少するという深刻な状況にあります。

この厚生労働省の発表が正しければ、昭和30年の水準の労働人口の中から、日本企業は人的リソースを確保しなければならないということになります。


労働人口減少に対する解決策

市場調査会社の発表では、労働人口減少に対して人的リソースを確保するための、4つの解決策を提言しています。

  • 働く女性を増やす
  • 働くシニアを増やす
  • 働く外国人を増やす
  • 生産性をあげる

この4つの提言には、それぞれにメリットとデメリットがあります。

 

働く女性を増やす

メリット デメリット
労働力不足の解消 家庭との両立の課題
経済成長の促進 職場の偏見や差別
多様な視点とアイデアの導入 育児・介護施設の不足
職場のダイバーシティ向上 女性特有の健康問題
社会的な性別平等の促進 賃金格差の存在

 

働くシニアを増やす

メリット デメリット
経験と知識の共有 適応能力の低下
挑戦やイノベーション力の低下
人手不足の解消 体力と健康の問題
多様性の向上 リーダーシップの課題
顧客対応の質向上 人件費の増加

 

働く外国人を増やす

メリット デメリット
労働力不足の解消 文化や言語、価値観の障壁
経済成長の促進 社会統合の課題
技術と知識の交流 賃金の低下圧力
国際競争力の強化 不法就労のリスク
人口減少の緩和 外国人依存の懸念
多文化共生の促進 社会保障制度への負担

 

生産性をあげる

メリット デメリット
効率の向上 初期投資の負担
競争力の強化 適応期間の必要性
コスト削減 従業員の抵抗
ワークライフバランスの向上 短期的なストレスの増加
環境負荷の軽減 品質管理の課題
長期的な成長 技術依存のリスク

人的リソース確保が困難な時代に取り組むべき解決策

労働人口自体が減少しているので、給与を増やしたり、働く環境を良くしたりしても人的リソースを十分に確保することは困難といえます。

大手企業であれば、それなりに確保できる可能性はありますが、中小企業となると64歳以上のシニア世代に頼ったり、既存の従業員への負担を増加させないと、成長どころか衰退してしまう可能性が高くなります。まさに日本のビジネス環境は、危機的な状況であるといえます。

そのなかで、日本の企業が取り組み始めている事例をいくつかご紹介します。


▶アルムナイネットワーク

「アルムナイネットワーク」とは、離職者(アルムナイ)との良好な関係を維持することで、新しいスキルや異業種の知識を習得した即戦力として再雇用したり、新しい知識や経験を持った離職者と外部の協力関係を築いたりすることで、人的リソースを確保することを期待した取り組みです。

アルムナイネットワーク


▶CoE(センターオブエクセレンス)

CoE(センターオブエクセレンス)とは、目的・目標を達成するために、組織内に散在する優秀な人材・ノウハウ・設備などの経営リソースを横断的な組織として1カ所に集約することを指します。これにより、組織内の事業や問題解決の効率化・スピードアップを図ることができます。 この仕組みは、1940~50年代に米国カリフォルニア州のスタンフォード大学で、優秀な卒業生が東海岸へ流出するのを防ぐために始まりました。 現在では、組織内の生産性を高めるだけでなく、若手を支援することで彼らの力量を向上させ、知識やノウハウを継承する効果も期待されています。

CoE組織


▶外部とのコミュニティ形成

新しい働き方や価値観の変化により、従来の信頼関係の構築方法では十分ではなくなってしまいました。
Tesla(テスラ)社の事例を見ても、企業はエンドユーザーや取引先との信頼関係に基づいたコミュニティ作りが必要だと考え、取り組みを始めています。
この仕組みは、取引先、ビジネスパートナー、エンドユーザーなどの様々なステークホルダーからの要望(声)を聞き、検討するプロセスを可視化することで、コミュニティという信頼関係を形成することができます。

外部とのコミュニティ形成

例:テスラ


▶イノベーションの仕組み

定型業務は自動化やルール化がしやすいですが、その領域で劇的に生産性を向上させるのは難しくなってきました。新規事業開発やイノベーション、カイゼンなどの経営やビジネスマネジメントの分野でも、生産性を向上させることが必要です。特に労働力が減少する時代では、この対策が不可欠です。イノベーションの仕組みは、継続的な価値創出と成長を促す方法として、世界中で導入されています。

事業部門イメージ


必要なソリューション

前述までの解決策では、以下の3つの共通したITソリューションが必要になります。

  • イノベーション管理ツール
  • プロジェクト管理ツール
  • ナレッジ管理ツール

この3つのITソリューションと、方法論を組み合わせることで、組織のなかで解決策が定着し、機能させることができます。

この3つのITソリューションをご紹介します。


▶イノベーション管理ツール『IdeaScale』

世界経済危機となった2008年に、当時のオバマ大統領のイノベーション政策によって誕生したイノベーション管理ツール『IdeaScale』は、現在、あらゆる組織の持続的な成長を促すプラットフォームとして多くの企業に利用されるようになりました。創造性の高いアイデアを生み出し、素早く革新的なプランを作成できる仕組みとして活用することができます。

組織内外のすべての人々から意見やアイデア、改善要望を抽出し、新しい価値の創出、価値の維持と向上、機会と脅威への対応などのプロセスをマネジメントシステムとして仕組み化します。ISO56002(イノベーション・マネジメントシステム)取得における導入実績も高く、これからのビジネス組織に必要不可欠なプラットフォームです。


▶プロジェクト管理ツール『ONES Project』

アジャイル手法のみ、ウォーターフォール手法のみといったどちらか一方にしか対応できないプロジェクト管理ツールでは、変化の激しいデジタル時代に生産性を向上させることはできません。アジャイル手法のプロジェクト管理ツールにウォーターフォール手法に対応できる機能を追加(アドオン)しても、運用やパフォーマンスに無理が生じたり、価格が上がったりといった問題が発生します。

ONES Project』では、ネイティブな標準機能として、アジャイル手法、ウォーターフォール手法、一般的なタスク管理という複数の手法を選択できます。異なる手法のプロジェクトであっても、目的や契約情報などで一つにまとめて管理することができます。

さらに、生成AIによるタスク作成が可能です。ONES Projectでプロジェクト管理やタスク管理を行うほど、生成AIの精度が向上し、経験が少なくてもプロジェクト管理やタスク管理が容易になります。プロジェクトのテンプレート機能を利用したり、過去のプロジェクトから新しく作成したりすることもできます。

ONES Wiki との完全な連携が可能です。


▶ナレッジ管理ツール『ONES Wiki』

生成AIを活用した革新的なナレッジ管理ツール『ONES Wiki』は、組織内の知識を効果的に共有できるツールです。

Microsoft Wordのような基本操作で簡単に情報やナレッジを登録・蓄積でき、必要な時にすぐに情報を発見することが可能なナレッジ管理ツールです。情報やナレッジを俯瞰的に把握するための構造化、そして情報やナレッジの更新を知らせる通知機能を通じて、「情報の発見・気付き・更新の習慣化が促される」よう工夫されています。発見と気づきと更新アップデートを習慣化させる工夫がされているため、組織のビジネス活動において自律的に変化への対応を促すことができます。

ONES Project との完全な連携が可能です。


労働人口減少時代の解決策(動画)

ここまでの内容を、さらに深く説明した動画を公開しておりますので、ご視聴ください。

https://youtu.be/GgXuSNK6eAA?si=0aHdXQ3fEsFGxxYO


最後に

「2025年の崖」と呼ばれる労働人口減少の課題に直面している今、日本の中小企業は持続可能な成長のために革新的な対策を講じることが急務です。多様な人材の活用と先進的な技術ツールの導入は、この困難を乗り越える鍵となります。企業が新しい戦略を積極的に採用し、継続的な改善を図ることで、限られた人的リソースでも最大限の成果を引き出せるようになるでしょう。これからも、企業は変化する市場環境に柔軟に適応し続けることが求められます。

成長を続ける企業に必要な高度化ツール3種類は、株式会社システムコンシェルジュで導入支援が可能です。ご興味のある企業様は、お気軽にご相談ください。


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