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売上低迷、景気後退時でもイノベーションを継続する

  • 著者 : INNOVATION WORLD 編集部
  • 24.03.13
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イノベーション活動は、ビジネス組織の継続的な成長への投資行為です。しかし、売上が落ち込んでいる時や景気が低迷している時に、イノベーション活動を中止する判断をする経営者もいます。これは、影響を最小限に抑えるための措置です。一方、史上最高益を記録した企業の場合、経営者は最高利益を追求するあまり、コスト削減を考え、イノベーション活動を一時的に中断することも考えるかもしれません。経営者は、どちらの状況にあっても、短期的ではなく中長期的な視点で物事を考え、イノベーション活動を重要な要素と認識する必要があります。つまり、どのような状況でもイノベーション活動は投資として継続すべきです。ただし、景気が低迷し、その影響を受けているビジネス組織では、イノベーション活動を継続することが難しい現実もあります。私たちは、盲目的にイノベーション活動を進めるのではなく、優先順位の見直しを含む戦略的なアプローチをお勧めします。これから紹介する内容は、イノベーションに優先順位をつけ、活動を継続させることで、将来の成長を促すためのものです。

分析によるイノベーション活動の再評価

イノベーション・マネジメントシステムを実践している企業は、定期的にイノベーションを評価しています。しかし、急激かつ極端な変化が生じた場合は、緊急の再評価が必要です。可能であれば、閾値を設定し、組織の状況に応じて警告を出すシステムを構築することが重要です。

イノベーション・マネジメントが効果的に機能しているかを判断するためには、イノベーションの成熟度を評価する必要があります。イノベーションの成熟度評価には、外部のイノベーション機関の専門知識やサービスを活用すると、より正確な結果を得られます。日本での推奨サービスには、一般社団法人Japan Innovation Network(JIN)が提供するIMSアセスメントサービスがあります。

イノベーション活動を開始しただけで、組織やビジネスが短期間で変わるわけではありません。中長期的な視点で目標を設定し、継続的にイノベーション活動を進めることが重要です。また、評価や監査の仕組みがなければ、誤った選択をしてもそれに気づけなくなります。

チームでブレーンストーミングを行う

リーダーとしての責任は重大ですが、意思決定の過程でチームの意見を聞くことが重要です。トップダウン式ではなく、ボトムアップ式でブレーンストーミングを行うことで、広範な視点が得られます。

イギリスほか世界各地で放送されているノンフィクションリアリティ番組の「Undercover Boss」のいくつかのエピソードからも、様々な業界でこの手法が効果的であることが分かります。チームとしての観点から、イノベーション活動への資金投入額の見直しや、新しい視点を取り入れることで、消費者に近い感覚の新しいアイデアや解決策が見つかる可能性があります。ブレーンストーミングの前には、新しいデータや洞察をチームと共有しておきましょう。

攻守のバランスを保つ

不況下で成功を収める企業は少なく、多くの企業が人員削減や予算削減などの守りの姿勢を取ります。しかし、継続的に成長する企業は、守りだけでなく、攻めの姿勢も取り入れています。これは、繊細かつ大胆なバランスを要求されます。 例えば、人員削減などの防御的な姿勢を取った場合、従業員の士気は低下し、生産性が著しく低下する可能性があります。一方で、攻めの姿勢を併せて取り入れることで、従業員の士気は向上し、チームのエンゲージメントが高まります。さらに、従業員の目的意識が維持され、イノベーションを継続することが可能になります。売上が低迷している時や景気が悪い時に危機を乗り越える鍵は、イノベーション活動を再評価し、優先順位を再設定することにあります。

短期と長期 どちらのイノベーションプロジェクトを重視すべきか

再評価をするにあたっては、さまざまな視点があります。たとえば短期と長期のイノベーション活動があった場合、どちらを重視すべきでしょうか。

  • 短期:1年以内
  • 中期:1年から3年以内
  • 長期:3年以上

中小規模のビジネス組織の場合は、売上の低迷が深刻な状態だったり、運転資金や人的なリソースなどの経営資源が深刻な状態だったりしたばあいは、短期的に成果が出せるイノベーション活動を選択し、中期的や長期的なイノベーション活動においては、状況、状態、期間、資源などを再評価して場合によっては一時中断することも検討すべきでしょう。

十分な運転資金がある場合については、異なる判断結果になる場合もあります。

原則は、ISO56002(イノベーション・マネジメントシステム)のガイダンスにも示されている通り、外部の論点、内部の論点による組織の状況に応じて判断されるイノベーション活動を推進することは変わりません。

外部パートナーとのコラボレーション

すべてのイノベーション活動を内製化として取り組むことは現実的ではありません。外部の協力者やビジネスパートナーとの協力によって、新しい価値を生み出す期間が短縮されたり、価値が向上したり、高い ROI (投資利益率)を実現したりします。

イノベーション企業では、外部とのパートナーシップを維持し、パートナーの能力、経験、実績などを把握している必要があります。そしてそれがイノベーションによって、どのような利益をもたらすかを検討しましょう。

外部パートナーは、すでに新しいアイデアを持っているかもしれません。この不確実性(VUCA)の時代を乗り切る助けとなる新しいパートナーを探しつづけ、関係を維持し続けることも大切です。

イノベーション企業では、このような外部パートナーを発掘したり、パートナーとの関係維持を役割とした部門や担当を任命している組織があります。

外部パートナーとのコラボレーションのメリット

  • 社内の盲点や確証バイアスを避ける事は難しいですが、外部の専門家は公平であり、表面的なことに囚われずに洞察を共有できます。
  • 外部の専門家を活用することは費用対効果が高い場合があります。
  • 社内チームメンバーを専門家レベルまでトレーニングするのに必要な時間とコストを節約できます。
  • 外部専門家の知識を得ることで、時間とコストを最大限に活用できます。
  • 対象分野の専門家は、目的を達成するためのテクノロジー、ツール、リソースを備えています。
  • 専門家の視点から、市場のニーズや消費者の嗜好の変化等の傾向を分析し施策に反映できます。
  • 外部専門家との協力は、自社文化を維持しながら、必要な変更管理を行うのに適しています。
  • 戦略的な業界パートナーシップはイノベーションを最適化し、市場における両組織の成長を促します。

イノベーションの成熟度評価を行う

イノベーション・マネジメントシステムを実践している企業は、定期的にイノベーションを評価しています。しかし、急激かつ極端な変化が生じた場合は、緊急の再評価が必要です。可能であれば、閾値を設定し、組織の状況に応じて警告を出すシステムを構築することが重要です。

イノベーション・マネジメントが効果的に機能しているかを判断するためには、イノベーションの成熟度を評価する必要があります。イノベーションの成熟度評価には、外部のイノベーション機関の専門知識やサービスを活用すると、より正確な結果を得られます。日本での推奨サービスには、一般社団法人Japan Innovation Network(JIN)が提供するIMSアセスメントサービスがあります。

イノベーション活動を開始しただけで、組織やビジネスが短期間で変わるわけではありません。中長期的な視点で目標を設定し、継続的にイノベーション活動を進めることが重要です。また、評価や監査の仕組みがなければ、誤った選択をしてもそれに気づけなくなります。

イノベーションに優先順位を付ける方法がわからないときは?

イノベーションプロジェクトの中断、進行、保留、拡大、あるいは追加資金投入をすべきか迷っている場合、企業アクセラレーターやシステムコンシェルジュへの相談を推奨します。システムコンシェルジュは、国際的なイノベーション企業とのパートナーシップ及び、国内で初めて国際標準規格ISO56002(イノベーション・マネジメントシステム)の認証を取得したイノベーション企業です。予測が困難なVUCA時代におけるイノベーション推進に必要な、公正な評価と戦略的アプローチを提供するツールやテクノロジーを装備しています。 システムコンシェルジュでは、イノベーションの専門家がお客様の組織や文化、事業に合わせた設定をイノベーション管理ツール「Idea Scale」に実装します。導入支援から運用サポートに至るまで、お客様のイノベーション活動をサポートします。


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INNOVATION WORLD 編集部

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